介護は抱え込まず、外に目を向けて
脳外傷患者本人の苦しみは計り知れません。と同時に、家族の心身のストレスや苦労にも目を向けなくてはなりません。脳外傷患者が入院中も気が休まることはなく、退院してからの在宅介護は容易なことではありません。
患者自身、これまで出来ていたことが出来なくなったストレス、苛立ち、苦痛に悩み、その思いを介護者にぶつけてくることは珍しくありません。それらを毎日受け止めながら、自立のために支援し続けます。日常生活の自立が完全でない場合、介護者は自分の睡眠、食事、時間を十分に持つことが出来なくなります。患者との意思疎通も上手くいかない状況もあります。お互いにストレスが増していきます。
介護する人は、患者の特徴、症状の特性を理解し、それに寄り添い、互いにとってストレスにならない新たな関係作りが必要です。そして、患者を大切に思うことは当然ですが、患者と共に外との世界、他者との関わる機会を持ち、支援、理解してくれる人や仲間を増やすことも考えましょう。自分だけで抱え込まない、これが介護のポイントです。