脳の損傷、他人事ではない身近なこと

脳外傷とは、交通事故や転倒などにより脳そのものが損傷することです。病名としては、脳挫傷、脳内出血、外傷性くも膜下出血、急性硬膜下血腫、びまん性軸策損傷などがあります。原因としては交通事故が一番多いですが、高齢者の場合は転倒によることが多いです。

脳外傷の身体的障害は多種多様で、運動障害のほか高次脳機能障害、記憶障害、言語障害、視覚障害などがあります。いずれも長期間のリハビリが必要とするものが多いのが特徴です。

脳外傷というのは、決して稀なことではなく、転倒などがそうですが、身近に起こりうるものであり、他人事ではないのです。

脳外傷の後遺症によって、一番の悩み、苦しみは、社会参加・復帰が困難になってしまうことです。社会から家族も含めて孤立していることも少なくありません。また、福祉の面からも、障害者認定を受けられない患者もいます。福祉の狭間で支援がないということもあり、脳外傷は、脳の損傷だけではなく、その後の生活にも損害を及ぼすことがあるものだということを私たちはもっと知る必要があると思います。